第90回GISフォーラム東京/Open Technical Forum 2014-4

1. 概要
2. 挨拶
3. プログラム
4. お申し込み

ご挨拶

　企業会員・個人会員・特別会員各位、ビジターの皆様、師走の声でご多忙のこととは存じますが、本年を締めくくる「第90回GISフォーラム東京/Open Technical Forum 2014-4」を開催いたしますので、ご参加くださいますようご案内申し上げます。
　GISメンバー様、オープン・グループメンバー様は、第1部に若手の幹部候補生をご同伴のうえ是非ご参加ください。また第2部は、恒例の「お楽しみ抽選会」付きクリスマスパーティーには、アシスタント・秘書の方を一名ご招待いたしますので、お早めにお申し込みくださいますよう、お待ちしております。

　さて、今回のテーマは、グローバル、イノベーションとアーキテクチャです。

1. 政治経済の生産性エンジンは、人の意欲、能力と数、生産とサービスの知識とコミュニケーションとロジスティック技術と設備です。昨年の12月は経済産業省の富田局長にご登壇いただき ましたが、今年は、総務省の鈴木情報通信国際戦略局長に近未来の長期的なグローバルテレコム・放送・コンテンツの展望でキックオフしていただきます。
   
   
2. '95年Junior Summitのトップ、Michelle Supper博士をメインスピーカーとして
   招聘します！
   21世紀のオープンでグローバルな情報社会のVisionについて、'95年2月末のブラッセルG7情報通信サミットのもと、世界のICT企業44社の支援を受けて日本がスポンサーで「Junior Summit 95」を開催しました。世界11カ国から12歳～17歳のトップ男女22名を選抜し、総務省・通産省・外務省の支援を頂き、故山口開生NTT会長を政策委員長・故大川功SEGA・CSK会長を実行委員長とし、東大・NTT・KDD・新日鉄・三菱電機・NEC・東京海上・京セラ、そしてCSK／SEGAが理事として参画し、私は世界のJunior Summitの初代事務局長として1995年3月から1996年3月末まで丸1年専念しました。
   今回の海外招待講師のMichelle Supper博士は、そのジュニアサミット英国出身のトップで、現在、BMT社のコンサルタント（TOGAF9認証者）であり、オープン・グループのTOGAF標準化の委員です。95年に考えたGISのVisionと将来について講演していただきます。
   
   
3. オープン・グループは、20世紀末から21世紀初頭にかけて、ICTを利用したサービス産業の最大のイノベーション（革新）として、クラウド、ワイヤレス、ＳＮＳ、ビッグデータ、スマート・コグニッション、ＩＯＴをオープンプラットフォーム3.0とした標準化とO-DA（オープン高信頼性プロセス  標準）を提唱しています。
   ITの世界チャンピオンのIBMは、話題のワトソンコンピュータと社会スマート・インフラ・クラウドに本格的な投資を行うイノベーションに未来をかけるという『IBM基礎研究部門の戦略』を日本アイ・ビー・エム㈱ 東京基礎研究所 部長 渡辺 日出雄 博士に発表していただきます。
   続いて今年4月よりオープン・グループのゴールドメンバーになられた日本代表の富士通(株)からは、『Fujitsuグローバル技術 戦略』としてSI技術本部 統括部長 銀林 純 博士に発表していただきます。
   
   
4. この20年ICTイノベーションのリーダたち
   4-1：Amazon：クラウドサーバーサイドからの発想で、1995年の自社ECサイトの
   　　　プライベートクラウドのアマゾン社設立から、他者へのパブリック・クラウド・
   　　　サービスのアマゾンウェブサービス（AWS）の創業であり、大型パブリック・
   　　　クラウド界をリード。
   4-2：Google：データマイニングモデルのプライベート・クラウドを1998年Google
   　　　検索DB企業の創業と2004年Google上場で、第３者のためのパブリック・
   　　　クラウドのリーダ。
   4-3：Appleのイノベーション：2001年からユーザのPDAとしてスマホの原点
   　　　iPodによる多機能プラットフォーム・イノベーションでビジネスモデルも
   　　　変えたイノベーションの極め付け。
   4-4：SNSのイノベーターFace Book：2004年に生まれ、世界中の本名を
   　　　登録した信頼できる人々を組み込んだ第3者同好ネットが、2010年から
   　　　2011年アラブの春でも活躍。
   　　　2008年のリーマンショックの痛手から、実現可能性のリスクが災いし、
   　　　2012年に20ドルという低値でIPO。しかし12年、13年8Qの収益の実績と
   　　　12.5億人が毎月FBで活動している実績を見て、ピークは80ドルまで
   　　　株価アップ、今は75ドルだが、もう大丈夫だろう。
   　　　しかし、強権でクローズな中国やロシアでは残念ながら有効ではない。
   
   
5. 未来のCISCOか？GIS Forum Member: Ｆ．ＴＲＯＮのご紹介；
   取締役社長 宮下 晃一 氏
   ICTソフトも、DBソフトも、言語も、インターネットをベースとしたネットワークＯＳでも、いずれも、オープンテクノロジーの標準を駆使しています。Securityの世界で、Kernel of Kernels, Container within Containerと私が呼ぶ新しい方式の自営セキュリティPlatformを試行する、日本発グローバル・セキュリティ・ベンチャーをご紹介します。世界ではすでに注目されています。

  本年を締めくくる「第90回GISフォーラム東京/Open Technical Forum 2014-4」に、会場からの熱いご質問を期待しています。