テーマ | 『マルチメディアとコンテンツ;欧米日中の現状と挑戦 2007』 -- 日本のコンテンツビジネスは世界にどう立ち向かうのか? -- |
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主催 | グローバル情報社会研究所(株) |
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日時 | 2007年10月12日(金) * 開催日変更 |
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第1部 | 13:00--17:00(12:30より受付) |
第2部 | 17:10--19:30(16:40より受付) |
会場 | 東京アメリカンクラブ (東京都港区麻布台2-1-2) MAP |
第1部 | 3F Executive Suite |
第2部 | 3F Plymouth |
ご挨拶
GISメンバーの皆様!今回のテーマは"放送・通信融合新時代に向けたマルチメディア コンテンツの世界とニッポン"です。
日本のデジタル ブロードバンドマルチメディア化戦略において、インターネットは90年初期のインフラの遅れを取り戻し、ワイヤレスや光では世界の最先端を走っているが、デジタル放送では世界の先進国のトップに立っているという状況下で、コンテンツをどうするのかが私の議論したい大きな関心事です。
そしてもうひとつ、企業内の知財としてのデジタルコンテンツの価値の問題もあります。
企業のインタンジブルアセット(触れられない知価:無形資産:知財)が、タンジブルアセット (数えられるアセット:有形資産:物価財)に比べて、アメリカのスタンダード&プアーズ500社の財務資産を調査したレポートによると、この1982年から20年の間に、38%から82%に変わったと言われています。
数えられる有形資産は2002年で18%だが、在庫管理、SCMに始まる過去のアセット管理は、そのほとんどがこの18%に投入されて十分管理されているが、知価社会の証明たる無形資産の管理に、どれだけのITやマネジメントの管理が向けられているかは大きな疑問点であります。
ですから、ナレッジベースやBIが、これからの重要なターゲット・アプリケーションになるのは当然の成り行きでしょう。
一方、デジタル放送が2011年から100%になっていく、日本のハイブロードバンドの放送業界のインフラは大きく3倍になり、光やワイヤレスのブロードバンド化でこのキャパシティの桁がまた上がるでしょう。
デジタルコンテンツは、消費されてもコピーだけすれば良いので、再生産コストがいらないという考えもありますが、これは顧客を見ていない。消費者の立場からすれば、欲しいものはいつでも同じものではなく、もし同じものなら大体1回か2回で十分であり、2度も3度も同じ知価を続けて欲しがり消費することは、あまりないはずです。
物価社会の代表的な例は食や住ですが、たとえば家を建てた後、自動車を買ったすぐ後、食事も食べたすぐ後は、当分満足して何もいらないが、時間が経てば、また腹はすき、車も古くなり、家もいずれは傷んだり壊れたりして、手に入れたはずの同じものでもまた欲しくなる。ところがデジタルコンテンツでは、"違った知価を持つ"コンテンツで、興味がありさえすればいくらでも消費されるので、違った創造性の高いコンテンツや個性のあるコンテンツであるなら、どんどん制作・創造する必要がある。
しかし、そんなに創造性のあるクリエーターが沢山いるのだろうか?
しかも、個性ある創造的なコンテンツの生産には個性と時間とコストが掛かる。日本のTVでは、バラエティやお笑いで御茶を濁しているが、消費者が何を求めているかを、クリエーターは一体どうやって知るのだろうか?
テレビを見ていると他のメディアが未だ放送していないということだけに力を入れるだけで、 その中身の知価の大きさや深さにあまり重点が置かれていないように思う。
ビジネス上の戦略に有効なコンテンツとしては、是では何にも意味をもたない。なぜなら、 競争者もすぐに同じニュースを手に入れるのだから。
結論は視聴者の参画で、それはここでも顧客中心主義CRMの重要性を示し、双方向のインタラクティブ・メディア、YouTubeなどのプロシューマーの新時代がいよいよ本格化してくるということではないだろうか。
この辺りの実感のある話を皆さんと共に議論し、まとめて、理解してみませんか?
ビジターの経営トップの皆様、経営企画・営業・マーケティング 部門・経理・情報システム本部ご担当役員の皆様、
① 貴社の企業内のアセット中、無形資産アセットは何パーセントですか?
② 貴社のDBに入っているが無形資産には入っていないすべての情報資産「コンテンツ」の価値は、いくらだと思いますか?
社内の情報コンテンツといえども知財には価値(知価)があり、その価値は、時間(通用可能年数)と利用者によって変化するので、その企業内のコンテンツは定量化の公式がかなり難しいが、 仮定を入れてでも、時間関数の中で暫定的な仮定の価値化は試みられるべきでしょう。
制作コストのX倍方式か、消費するたびごとにいくらの利用価値かを計算しマーケットから 換算するのか、その換算方式は?これら、イントラ・コンテンツの知価評価方式の公式化はこれからの10年の重要なマネジメント課題であろう。
これらの問題意識を持っている皆様、ぜひ、10月12日(金) 『第58回 GISフォーラム東京』に参加されませんか?
さて、今回のテーマに協力いただけるゲスト・スピーカーは、マルチメディア情報通信の 世界での日本の位置づけとデジタルコンテンツの国際的競争力について、まず総務省 大臣官房 総括審議官 桜井 俊 氏にオープニングで俯瞰していただきます。
次にこの分野で、特に先端的な企業の一つであるNOKIAの北京研究所 所長 Seppo Pienimaa 氏を中国から招聘し、中国のマルチメディアとコンテンツビジネスに関する報告をしていただき ます。
そして韓国、日本、米国、ヨーロッパを経験した、慶應義塾大学の金 正勲 准教授から、韓日の新しいデジタルコンテンツ業界の動きを中心に、米国事情も含めて報告をして頂きます。ネットサービスから見たデジタルコンテンツの課題として、NECビッグローブ(株) 執行役員 下島 健彦氏よりお話をいただき、コンテンツ制作フィールドからの報告としては、(株)葵デジタルクリエーション 社長 青山 みつ久氏に、パネルディスカッションへ参加していただきます。
皆様と共に、世界のマルチメディアコンテンツに日本がどう貢献していくかのシナリオを是非追求してみたい。以 上
信州大学 経営大学院 客員教授 / 京都大学 講師
CRM Association 理事長 / オープン・グループ 日本代表・会長
グローバル情報社会研究所株式会社 代表取締役社長 藤枝 純教
2007年10月12日(木) 第1部 |
<第1部> 東京アメリカンクラブ 3F Executive Suite |
13:00--13:10 |
オープニング |
13:10--13:30 |
オープニング ご挨拶; |
13:30--14:20 |
『GIS 近況報告とマルチメディアとコンテンツの世界の動きと日本の展望』 |
14:20--15:20 |
『世界のモバイルコンテンツの動向と中国のチャレンジ』 |
15:20--15:40 |
『日韓米のデジタルコンテンツ事情と展望』 |
15:40--16:00 |
『ネットサービスから見たデジタルコンテンツの課題』 |
16:00--16:50 |
【パネルディスカッション】 テーマ:『デジタルコンテンツの挑戦と展望』 |
16:50--17:00 |
クロージング&次回フォーラムご案内 |
17:00 |
第1部 終了 |
2007年10月12日(金) 第2部 |
<第2部> 東京アメリカンクラブ 3F Plymouth |
17:10--19:30 |
【GISフォーラムメンバー&ビジターコミュニケーションフォーラム】 |
第1部 | □ GISメンバー (\5,250) □ OPEN GROUP メンバー(\5,250) □ ビジター (\52,500) |
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第2部 | □ GISメンバー (\6,300) □ OPEN GROUP メンバー(\6,300) □ ビジター (\18,900) |
お申込締切 | 2007年10月8日(月)祝日 13:00まで |
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お申込先 | FAX: 03-5361-3123 e-Mail: forum2@re-gis.com GIS FORUM 事務局 小野まで |
お問合わせ先 | GIS FORUM Office Ritsuko Ono TEL:03-5360-8300 |
ビジターのご参加者の方には、請求書を郵送いたします。
*キャンセルは10/9(TUE) 13:00 までに下記事務局へご連絡をお願い致します。
尚、それ以降のキャンセルは請求書が有効でございますので、よろしくご了解ください
ます様お願い申し上げます。