<< GIS フォーラム創立満10周年記念特別フォーラム #2>>
『第53回GISフォーラム東京 / The Open Group メンバー・フォーラム』
テーマ | 『コンテンツ技術とビジネスの現状と挑戦 2006』 -- 放送・通信融合新時代に向けてワイヤレスとWeb2.0新技術 -- |
---|
主催 | グローバル情報社会研究所(株) |
---|---|
協賛 | カタリスト・モバイル(株) |
協賛 | Google Japan |
協賛 | (株)ティー・ケー・オー |
日時 | 2006年10月12日(THU) |
---|---|
第1部 | 10:00--18:00( 9:30より受付) |
第2部 | 18:10--20:00(17:40より受付) |
会場 | 東京アメリカンクラブ |
第1部 | 4F Ball Room |
第2部 | 3F |
ご挨拶
GISメンバーの皆様!今回のテーマは知価社会における"ブロードバンド時代のコンテンツ 技術とビジネスの動向"です。
知価社会が進化することは、世の中に知価を持った知財が、物価財に比べて圧倒的に蓄積 されてくるということであり、知価社会の最小構成要素は"デジタル・コンテンツ"です。
デジタル・コンテンツの再生産はコピーだけすれば良いとは言え、消費者の立場からすれば、欲しいものは新しいものでも二度も三度も、同じものを続けて欲しがったり、消費したりはしません。
物価社会の代表的な例は食や住で、例えば家を建てた後、食事を食べたすぐ後は、当分家や食事はいらないわけです。ところが、デジタル・コンテンツでは、"違った知価"のコンテンツであれば、興味がありさえすれば、いくらでも消費することになるので、違ったコンテンツ、 個性のあるコンテンツなら、どんどん製作・創造する必要があります。
つまり、個性ある創造的な生産には個性と時間とコストが掛かります。しかし、そんなに創造性のあるクリエーターはいるでしょうか? しかも、何を消費者が求めているかをクリエーターはどう知っているのでしょうか? これらを研究しなければ、知価社会での勝ち組にはなれません。
双方向のインタラクティブ・メディアが無かった時代、コンテンツは"放送型""プッシュ型"で"量は質の結果"というよりは、むしろ、流行をどう作るかという中央集権的、ブランド・マネジメント戦略の結果で、高い知価のコンテンツがメディアによって創られてきたともいえます。しかし、IPをベースにしたテクノロジー・インフラ、特にインターネットと携帯電話・情報機器の浸透で、分散的で個衆的プロシューマの新時代がいよいよ本格化してきています。
経営トップの皆様、経営企画・営業・マーケティング部門・経理・情報システム本部ご担当役員の皆様、企業内デジタル・コンテンツについて総点検をし、そのコンテンツの価値とそのコンテンツを製作・保守するコスト、そのコンテンツの利用回数とそのコストの振り替え費用を計算しろと命じたことがありますか?
知価社会では、知財の上にサービスまたは別の知財を組み合わせて新しい知価を創造して 客先に提供するわけです。そのためには必要な知財を何時でもどこでも揃えておかなければなりません。コア コンテンツについては自社で持つ必要がありますが、すべては揃えきれません。
ですから、オンザ フライで必要な知財を探しにいければベストです。
Googleが求められるのはそのためです。また、知価は共有し使わなければ価値が出ないのが知価社会の特徴なので、社内で利用対価を取らずユーザが必要なものは無料で提供するサービスフリー化が主流になります。それは、お金を気にして"知価の高い知財"を使わないようになるからです。但し、使われない知財を多く持っている企業は知価社会の負け組みです。
以上は、企業内のコンテンツの問題ですが、それならB2B、B2Cの商業ベースのコンテンツの 世界はどうでしょうか? サービスのフリー化・広告モデル化がやはり主流になります。
システム的にはDRM(デジタル著作権管理)、プライバシーやセキュリティが重要ですが、最近の注目は、一つの知価・オリジナル・コンテンツをブロードバンド化、ワイヤレス化に合せて自動的にサイズやタイプの異なるメディアに最適化した変換ができる仕組みで、ブロードバンド時代のSOA推進のために必要です。
そこで、今回の招待講演者としてこの分野の最高研究機関、独立行政法人情報通信研究機構理事長(前京都大学 総長)長尾 真 博士にオープニング・スピーチをいただき、米国からはこのテーマの最先端企業であるGoogle社、コンテンツ製作配信技術のベンチャー企業Catalyst Mobile社、ソフトバンクモバイルから トップを招聘いたしました。
ソフトバンクモバイル(株) からは、取締役 執行役副社長 松本 徹三氏をお迎えしました。氏は、GISフォーラムの長年のメンバーであります。氏は、クワルコムジャパンの会長を経て、米Qualcommの上級副社長を努められ、この度ソフトバンクモバイルの取締役執行役副社長にご就任されました。新しいお仕事に着任をされた直後で大変ご多忙の中、特別講演をお願いした次第であります。
マルチメディアのトランスフォーメーションの米国動向およびワイヤレス・コンテンツの分野では、米国のベンチャー企業、カタリスト・モバイル社の社長、Peter Meehan氏、また、日本の着メロビジネスの仕掛け人、元 バンダイNetwork(株) 常務取締役の高橋 豊志 氏からは、日本の携帯およびエンターテイメント業界のコンテンツ・ビジネスの動きと最先端テクノロジーであるフラッシュ・テクノロジーを中心に次世代の動きを語っていただきます。
今、世界のWeb 2.0を先頭でリードしているGoogle戦略は、当フォーラムのメンバー、本社の副社長兼Google Japanの社長であります村上 憲郎 氏からGoogleの戦略とビジョンをたっぷりお話いただきます。
最後に、広告宣伝コンテンツ創造会社の若手経営者、(株)ティー・ケー・オーの夏栗 邦敏 社長、(株)葵デジタルクリエーションの青山 みつ久社長らに加わっていただき、クリエーターの声を聞きながら、全講演者でパネルを組み、日本が世界のマルチメディア・コンテンツに貢献していくシナリオを追求していきます。
コンテンツに問題意識を持っている管理者の皆様、ぜひ、10月12日、GISフォーラムで勉強しませんか?
アメリカンクラブでお待ちしています。 以上
信州大学 経営大学院 客員教授 / 東京電機大学 大学院 講師 / 京都大学 講師
CRM Association 理事長 / オープン・グループ 日本代表・会長
グローバル情報社会研究所株式会社 代表取締役社長 藤枝 純教
2006年10月12日(THU) |
<第1部> |
10:00--10:30 |
オープニング・スピーチ: |
10:30--11:30 |
『欧米のeビジネス最新事情(2006年7月~10月)とブロードバンドと |
11:30--12:30 |
『ワイヤレス時代の米国コンテンツ・ビジネスのトレンドと技術展望』 |
12:30--13:30 |
ご昼食(3Fでご用意しております) |
13:30--14:30 |
『モバイルコンテンツ戦略』 |
14:30--15:15 |
『Google 新戦略の展望とチャレンジ』 |
15:15--15:20 |
休憩 |
15:20--15:50 |
『日本のビジネス・コンテンツ・クリエーターのオピニオン』 |
15:50--16:10 |
『日本の携帯が変えるコンテンツビジネス』 |
16:10--16:20 |
GIS FORUM メンバー10年継続企業、個人の皆様への感謝 |
16:20--17:50 |
【パネルディスカッション】 |
17:50 |
『クロージング 次回ご案内』 |
18:00 |
第1部 終了 |
2006年10月12日(THU) |
<第2部> コミュニケーションパーティー |
18:10--20:00 |
【GISフォーラムメンバー & OPEN GROUP メンバー & ビジター |
第1部 | □ GISメンバー (\5,250) □ OPEN GROUP メンバー(\5,250) □ ビジター (\52,500) |
---|---|
第2部 | □ GISメンバー (\6,300) □ OPEN GROUP メンバー(\6,300) □ ビジター (\18,900) |
お申込締切 | 2006年10月9日(MON) 祝日まで |
---|---|
お申込先 | FAX: 03-5361-3123 e-Mail: forum2@re-gis.com GIS FORUM 事務局 小野まで |
お問合わせ先 | GIS FORUM Office Ritsuko Ono TEL:03-5360-8300 |
ビジターのご参加者の方には、請求書を郵送いたします。
*キャンセルは10/10(TUE) 13:00 までに下記事務局へご連絡をお願い致します。
尚、それ以降のキャンセルは請求書が有効でございますので、よろしくご了解ください
ます様お願い申し上げます。